欧米で大人気の奇抜で明るいデザインのレバノン家具。ユニークで、見てるだけで元気になる、今注目のレバノン家具ブランドをご紹介します!
1. BOKJA
2000年にベイルートで誕生したホダ・バロウディとマリア・ヒブリによる女性デュオによるブランド。
中東から中央アジアにかけての地域で古くから伝わる織物、キリムやスザンニなどを用い、モダンな造形と伝統的な工芸とを
組み合わせて制作されている作品は、一点モノ。
Why Not Berger
(出典:BOKJA)
2014年に、ベイルートのBOKJAのショップに初めて訪れた時は、「えっ、何これ!?」というくらいの色使い。派手で統一感がなく、モダンな家具というより、コンテンポラリー・アートを見ているような感覚で、とてもテンションが上がりました!
この家具を使いこなせる人は、かっこいいと思います。ちなみに、日本でも販売されているようです。
そして、今年もベイルートにある、彼らの展示スペースに行ってきましたー!
雰囲気ある路地裏に、カカシのような看板。
素敵な作品ばかりでワクワクする世界感です。米国、欧州では、確固たるブランド地位を築いているので、貫禄ありましたー。
2. Nada Debs
Nada Debs は、幼少期に日本を過ごし、米国のthe Rhode Island School of Designで工業デザインを学び、 英国のデザイン会社でキャリアを蓄積。
その後、故郷ベイルートに戻り、箱根細工など、日本文化にインスパイアされたデザイン家具を次々を発表。ベイルートでの代表的なデザイン家具メーカーへと成長。
(出典:Nada Debs)
Nada Debsさんは、レバノンの石鹸メーカー、サンチュール・ドリアン(Senteurs d’Orient) の創業者Hana Debs Akkariさんと従兄弟の関係であるため、自分としても(勝手に)他人とは思えない親しみを感じてしまいます。(笑)
Hanaさんに案内をしてもらって、本店を見に行きましたー。Bokjaのオフィスからすぐの場所にあります。
引き出しの取っ手が、箱根細工にインスパイヤされてそう。
小物もきれいにディスプレイされてました。日本とオリエントの融合のような不思議な世界。
3. Kashida
2011年にMirna Hamady と Elie Abou Jamraが創業。3Dのアラビア文字をモチーフにしたデザイン家具、雑貨を次々と発表し、今のベイルートで注目のデザイナー会社です。
(出典:Kashida)
シックなトーンでありながら、ポップでユニークな存在感。アラビア語が読めたらなーと、思いました。これからの活躍が益々、楽しみなデザイナー会社です。
独自の感性で現代のモノづくりをするレバノンのデザイン家具。オリジナリティ溢れる、ユニークなモノづくりに精力的なレバニーズデザイナーにこれからも注目していきたいと思います!